2020年1月17日金曜日

1.17避難訓練 阪神淡路大震災から25年


2020年1月17日で阪神淡路大震災から25年が経ちました。
毎年園ではこの日に大地震を想定した避難訓練を行っています。


「大きな地震です!」という保育者の声を聞き、幼児クラスの子どもたちは椅子の下や机の下に入り、頭を守ります。


乳児クラスでは先生と一緒にマットの下に隠れました。
子どもたちが不安にならないように、「かくれんぼするよー」と保育者も工夫しています。

揺れがおさまるまで一次避難をし、その後園庭に二次避難しました。
大地震で保育園で過ごすのは危険と判断し、三次避難で広域避難所の小寺小学校まで避難します。

緊急時に備え、子どもたちのリュックサックには普段から着替えを入れてもらうようにしています。

大きな防災リュックを背負ったり、毛布を用意したり…
保育者も広域避難所で過ごすことを想定し、準備をしてから避難しました。

避難所の小寺小学校に到着しました。

「保育園にいるのが危険な時はここまで避難するよ」
「おうちの方もここまで迎えに来てくれるよ」




保育園に帰り、震災の被害について知り、実際に震災を経験した職員の体験談も聞きました。

最後に震災で亡くなった方々、傷ついた方々のことを思い祈る時をもちました。


園では「しあわせはこべるように」の歌も歌っています。
「地震にも負けない 強い心を持って
 亡くなった方々の分も毎日を大切に生きていこう」
という歌詞にもあるように、与えられた命に感謝して毎日を大切に過ごしたいと思います。
 
 時間と共に街は復興し、阪神淡路大震災を知らない世代も増えてきています。
神戸の街に起こったことを風化させず、これからも子どもたちに伝えていきたいと思います。