2024年1月24日水曜日

1・17避難訓練~阪神淡路大震災~

 1月17日(水)、阪神淡路大震災から29年が経ちました。
園では大地震を想定した訓練を行いました。

「大きな地震です」という声で各クラスで、姿勢を低くしてマットや机の下に入って身を守りました。



避難経路におもちゃや棚などを散乱させ、少しでも実際の地震時をイメージしながら避難できるようにしました。



園庭に集まり人数確認後、広域避難所である小寺小学校まで避難しました。
余震が起こることを想定して、避難中も身の守り方を考えました。



小寺小学校に着き、広域避難場所のマークを確認しました。
どうして小学校に避難をするのか、子どもたちに伝えました。


帰園後は阪神淡路大震災についてお話を聞きました。
お話をした先生は生まれる前の話でしたが、先生のお母さんの経験を聞いて、みんなに伝えてくれました。

その後5歳のお友だちはもう少し具体的に地震が起こった時を想像しながら、命の守り方を話し合いました。

この部屋の中で倒れてきて危険なものはなんだろう?と尋ねると「ピアノ!」と声があがりました。
さっき地震です!って聞こえた時どこに隠れた?と再現してもらうと、ピアノの目の前にかくれていたお友だちがいました。
「そこじゃ危ないから、離れた方がいい!」と声があがり、ピアノから離れた場所に避難しなおしました。



他にも、部屋中に窓ガラスに見立てたペットボトルのキャップを撒き、ガラスが散乱した中どのように部屋の外まで避難するか話し合いました。
スリッパや靴も取りに行けない時はマットを敷いて、その上を通って外まで行くことになりました。


大きな地震が起こった時に、自分たちにできることは少ないかもしれませんが、子どもたちが少しでも自分の命の守り方を知り危険を避けることができればいいなと思っています。

阪神淡路大震災や今回の能登半島地震ではたくさん方々が亡くなったこと、大切な人を失っい悲しい思いをしている方がいること、今もなお辛い思いをしている方がいることを知り、みんなでお祈りの時を持ちました。
大災害を前に一人ひとりにできることは小さいですが、私たちにできることを考えていきたいと思っています。